最近のお化粧品って、アルコールフリーやパラベンフリーという文字よくみかけませんか?

また、それに惹かれてお化粧品選ぶ方ってすくなくないと思います。

しかし、アルコールフリーやパラベンフリーだから、そのお化粧品は良いだろう、とすぐに思ってしまいガチですが、だから安全だということにはならないのがお化粧品のからくりです。

★疑問

じゃあ、いったいアルコールフリーってどういうことなの?ということで、化粧品成分スペシャリストの私が、自分への理解のためにも改めて紐解いて行きたいと思います。

そもそもアルコールフリーのアルコールって?

お化粧品に使われているアルコールって、「エタノール」のことを言います。

成分表には、エタノールと表記されているはずです。


化粧品に配合される目的としては、

1:清涼感や収れん作用
2:殺菌効果
3:皮脂を取り除く
4:香水やネイル用品の溶剤
5:防腐剤
6:植物エキスを抽出するための溶媒

などがあります。

目的によって量は変わってはきますが、概ね10%~30%の量が配合されていると考えられます。

あとはほぼ水とあと少量の保湿成分、美容成分、防腐剤などで構成されています。

エタノールが入っているとどうなるの?

エタノールは医療現場でも使われているように、安全性に関しては高い成分です。

ただし、健康な肌でエタノールにアレルギー反応がでない場合は、安全ではありますが、肌が弱っている方には安全とは言えません。

肌が炎症していたり、乾燥していたり、肌のバリア機能が低下していると、ピリピリとした痛みを感じる場合があります。

私も夏場のゆらぎ肌で敏感乾燥肌になると、肌が炎症を起こすので、その時はエタノール入りの化粧品はピリピリして使えません。

ですが、炎症を起こしていない時はなんともありません。



ですので、肌にトラブルがある、エタノールに一度でもアレルギー反応を起こしてしまった、方以外はエタノールが入っていても、問題はないと思います。

成分表をみてみてると○○アルコールってあるけど?

先日も友人から「アルコール」が入っている化粧品って、成分表ではよくわからないんだけど・・・と聞かれることがありました。(私が化粧品成分マニアだと知っているので)

たしかに、成分表にはエタノールと書かれたもの以外に、○○アルコールや、○○エタノールといった名前の成分があります。

まず、成分の前のほうにある

  • べべニルアルコール
  • ステアリルアルコール
  • セチルアルコール(セタノール)

などは、エタノールと同じように科学構造をしている関係上、最後にアルコールとついてはいますが、エタノールとは形状も性質も違うものです。

これらは固形の油分で、形状も全くエタノールとことなり、その目的も化粧品にとろみをつけたり、固めたりするためのものです。

これらの○○アルコールは、安全性はとても高く、これらがはいっていたとしても、その化粧品にアルコールが入っているとは言いません。

成分表の最後の方にある、フェノキシエタノールは、防腐剤です。

ですので、成分表をみて

05怒り

この化粧品、アルコールフリーと書いてあるのに、アルコールはいってるやん!

と勘違いしないように気をつけないといけません。

気をつけるのはエタノールです。

アルコールが合わないヒトは、その一つだけを覚えておけば大丈夫です。

化粧品以外にも気をつけたいもの

汗ばむ季節、汗拭きシートを使う方も多いと思います。

汗拭きシートって、ほとんどエタノールが使われています。

エタノールの特徴である、殺菌や洗浄、そして揮発性が高いことが、汗拭きシートにピッタリなので、配合されていることがほとんどです。

先日私も汗拭きシートが欲しくてさがしたのですが、エタノールが配合されていないものは、そのお店で私の見た限りありませんでした。

後日、ネットで調べてみると、体拭きシートにアルコールフリーのものがあったので、一応乗せておきます。

赤ちゃん用のようですが、大人が使っても問題ないと思います。

ちょっとお高いですが、これなら安心して敏感肌の方も使えそうです。

DHC からだふきシート 20枚入

 

ケアセラベビー 乾燥肌用スキンケアシート 36枚

健康肌の人は本当にエタノール入りの化粧品つかって問題ないのか?

★疑問

敏感肌の人がエタノール入りのお化粧品などを使うのはよろしくないのはわかっていますが、健康な人もじゃんじゃんエタノールが配合されたものを使ってしまってよいのでしょうか?

エタノールのは安全性は高いとは言われていますが、いろいろな意見があることは確かです。

エタノールが悪いと言われる所以はこんな作用にあります。

  • 皮膚のバリア機能を壊してしまう
  • 常在菌までも殺菌してしまう
  • その揮発性で肌の水分も奪って乾燥させてしまう

配合量は10~30%と結構な量がはいっていますので、毎日使い続けていくことで、上記のようなことが、肌に影響を与える「かも」しれません。

特に、ニキビ用や油性肌用のお化粧水(拭き取り化粧水など)には、エタノールが30%近く入っていることも考えられますので、年齢を重ねてもずっと使い続けるのは、ちょっと肌に悪影響を与えそうです。

とはいえ、敏感肌ではない状態の私は50才ですが、普段はエタノールが配合された化粧品をつかっても何も問題はありません。


エタノールがはいっているとすっと入っていくような感じはしますし、拭き取り化粧水などは、余分な角質もキレイに落としてくれていると感じるので、使い勝手がとてもよいことは確かです。

アルコールについての私のまとめ

イシオシ

アルコールがはいっているか入っていないかを確認するには、成分表に「エタノール」の文字がないことを確認することで簡単にできます。

しかし、そのアルコールですが、敏感肌やアルコールにアレルギー反応がある方以外は、そこまで気にする必要はないのでは、というのが、化粧品成分スペシャリストで、普通肌・敏感肌どちらも持ち合わせている私の考えです。

だって、普段はアルコールはいっていても何の問題もないのですから・・・

化粧品のウリ文句に「アルコールフリー・パラベンフリー」とかよくありますが、肌に合わない人以外は、特にアルコールがはいっていようが、パラベンがはいっていようが、問題ないのではないと思うのです。

アルコールやパラベンなどの防腐剤を入れない代わりに、他のあまりよくない成分を入れている可能性だってあります。

また、化粧品はアルコールフリーなどを選ぶように気をつかっていても、汗拭きシートやお手拭きシートなど、アルコールがバリバリ使われているものを使っている人、少なくないんじゃないかと思いますもの・・・・

汗拭きシートが大丈夫なら、大抵のアルコール入りの化粧品だって、問題ないはずです。

体と顔ではちょっと違うかもしれませんが、顔用のクレンジングシートにもエタノールはいっているものかなりありますから…。

お化粧品が肌に合うか合わないか心配な場合は、パッチテストI(面倒ですが)を行ってから使うか、目立たないフェイスラインの端っこなどで、テストしてみてから使ってみることをオススメします。