ブスコパンと正露丸(糖衣)
うちの常備薬のブスコパンと正露丸(糖衣)です

最近アニサキスによる食中毒の話題をよく目にしませんか?
有名人の方がアニサキスで病院に行ったとかありましたよね。

そんなアニサキスですが、みなさんの家にもあるお薬が有効かもしれない、ということが、テレビ朝日系列の「羽鳥慎一モーニングショー」で紹介されていました。

そもそもアニキサスとは?

アニキサスは寄生虫の一種で、主に青魚やイカなどの内蔵に住み着き、
その魚が死ぬと魚の全身(筋肉)に移動します。

大きさはは長さ2~3cm、幅は0.5~1mm程度で、半透明の白い糸のようです。


厚生労働省HPより
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html

アニキサスは加熱・冷凍で死滅します。

ですので、一番の予防は生魚を食べないことです。

といいますが、やっぱり日本人はお寿司やお刺身が大好き。食べないわけにはいきませんよね。

冷凍したものを解凍したものは大丈夫ですが、-20℃以上で24時間以上冷凍しないとアニキサスは死滅しませんので、家での冷凍ではダメそうです。工場などで冷凍されたお魚だいける、ということみたいです。

スーパーなどでは、(解凍)と書かれたイカやマグロのお刺身など売られていますので、そういったものは安心ですが、それだとちょっとあまり美味しそうではありませんよね。

アニキサスはこんなことでは死にません!

一般的な生魚は、こうやって食べれば大丈夫、的なことがありますが、アニキサスに関してはそれらは一切効かないようです。

塩漬け、酢漬け、わさびなんかも全くダメ

テレビでは、アニキサス一匹を駆除するのに、バケツ一杯分のわさびを必要とするなんて言われていましたので、私達が口にできるわさびでは焼け石に水です。

目視で取り去れる?

調理するときに目視する、なんてのも厚生労働省のHPには書かれていましたが、長さ2~3cmのものが丸まってはいっていたらほんの数ミリの大きさですよね。

フグの薄造りなら見えるかもしれませんが、普通のお刺身は結構な太さがあるので、目視には限界ありますよね。

よくかんで食べたら良い?

よく噛むとたしかにアニキサスも噛みちぎられて死ぬかもしれません。
でも、これも限界があるのではないと思います。

大きさたったの最大でも3センチ、しかも太さは1mmです。これをお刺身の間に挟まった状態で噛み砕くためには何回噛めばよいことやら・・・

っていうか、アニキサスも一緒に味わっているとおもったら、気持ち悪くて美味しくいただけません~。

とにかく、生のお魚は食べない!それが一番みたいです。

天然の生のお魚にアニキサスは住み着いているのですが、養殖なら、養殖のエサにはアニキサスは存在しないので、物理的にアニキサスは存在しないそうです。(ですが、海はつながっているので海で養殖されている限り完全に安全とはいえないとワタシは思います)

アニキサス食中毒はどんな症状がでるのか?

とはいえ、私達日本人、やっぱり美味しいお寿司もお刺身も食べたいですよね。

万が一アニキサスの食中毒にあたってしまったときの為に、どんな症状なのかを知っておきましょう。

お魚を夕食に食べた数時間後に症状が出ることが多く、激しい胃痛、嘔吐などが起こります。下痢の症状は出ないようです。

その痛みは人によっては、陣痛や尿路結石の時のような痛みで、のたうち回るようだといいます。

アレルギー反応が出た場合、アナフィラキシーも発症する危険性もありますので注意しなければいけません。

ほぼ9割は胃で発症するアニキサス食中毒ですが、まれに腸にまでアニキサスが達してしまい、そこで発症する場合もあります。この場合、食後10時間後から数日たってから激しい腹痛、嘔吐などがあります。

なぜ胃や腸が痛くなるのか?

アニキサスは生きたまま胃や腸に入り込み、胃酸から自分を守ろうとして必死に胃や腸の粘膜に入り込んで隠れようとするのです。そこで、激しい痛みがおこるのです。

アニキサスの治療法は?

ほぼ9割の胃のアニキサス症の場合、胃の内視鏡でアニキサスを摘出することで痛みが収まります。胃壁は傷ついていますので、軽い痛みが数日続くことがあります。

腸にまで達してしまった場合、アニキサスが死滅するまで待つか、最悪症状が思い場合は、開腹手術までになってしまう場合もあります。

とにかく医療機関を受診する。

それしかないようです。

でも、今なんとかしたい!という場合、自宅でできることもあります。

それが、今回テレビで紹介されていた「正露丸」と「ブスコパン」です。

市販薬でアニキサスがどうにかできるのか?

アニキサス食中毒の痛みのピークは発症して1~2時間くらいなのだそうです。

そして、それがすぎると痛みが和らぐことが多いのだそうです。

さらに、アニキサスは体内で成虫に成長できることはなく、胃酸などで数日で死んでしまいます。

ですので、まずはその1~2時間の痛みのピークお自力で乗り越えられれば、のたうち回るような痛みにはならないはずです。

そこで、ブスコパンなのです。

アニキサスにブスコパンが効くしくみ

アニキサスが最初に胃粘膜に侵入しようする時に、胃の収縮が起こります。

そして、ブスコパンは胃痙攣に効果があると言われています。ブスコパンの効能は「胃腸の過度の緊張や痙攣をやわらげることにより、胃痛、腹痛、さしこみの痛みをしずめます」

ですので、その時にブスコパンを服用することで、多少は激しい痛みが収まると考えられるのです。

しなみにブスコパンは第2類医薬品ですので、夜中に開いているドラッグストアで、薬剤師が不在でも購入可能です。

ちなみに、ガスターなどの胃酸を抑えるようなお薬は、アニキサスにはほぼ効果はありません。

正露丸がどうしてアニキサスに効果が?

正露丸は販売元の大幸薬品さんが、正露丸の主成分である「木クレオソート」がアニキサスの予防と改善に効果があると、2014年特許を取得されているのです。

正露丸のこの木クレオソートという成分は、アニキサスの動きを抑える効果があるそうです。

予防的に飲むと効果が高いそうなので、生魚を食べたらすぐに正露丸を飲んでおくと、アニキサス食中毒の予防になるそうです。

飲む量は裏面に書かれている容量でよいそうです。(あくまでも正露丸もお薬ですので、それ以上飲むといけませんよ)

せっかく特許まで取っているのに、正露丸本体にはアニキサス食中毒に効果があるとは残念ながら大きく書かれていません。(というか、書けないみたいです)

ですので、みなさんもぜひ頭の片隅にでも正露丸がアニキサスに効くとおぼえて置いてください。そして、自分だけでなく誰かがアニキサスで苦しんでいたら、ぜひ正露丸飲んでみなさいと言ってください。

できればアニキサス食中毒のためにも一家に一箱、正露丸とブスコパンを薬箱に入れておくと安心ですね。

あくまでも、この2つのお薬はその時の痛みを軽減する働きやアニキサスの動きを抑える効果があるだけで、アニキサスを完全に死滅させるものではありませんので、まずは医療機関を受診することが大切です。