ここ数年、温感クレンジングジェルってたくさんでてきましたよね。

あれって、本当に温かくなっているのか疑問に思ったことありませんか?

私はすごく疑問に思っていましたので、実際に温感クレンジングジェルが本当に温かくなるのかを実験してみました。

で、以外な結果になったのです・・・

私も温感クレンジングジェル使っていました

その頃は私は化粧品や成分についての知識は全くなく、普通に「肌が温かくなって毛穴が開くから、めっちゃ毛穴までキレイになりそう!」と飛びついたのを覚えています。

それは温感クレンジングでおそらくいちばん売れている、某オレンジ色の温感クレンジングジェルでした。

肌に乗せると温かく、とっても気持ちよかったのですが、どうにもメイクの落ちが悪く、あまりにも落ちなくて、使いきれずに泣く泣く処分したことがありました。

温かくなって毛穴が開いているのになぜ落ちないのか?と疑問に思いながら、結構なお値段したので、腹立たしく思っていました。

そして、化粧品のことを勉強し、成分のことも多少はわかるようになった今、

03困り

そりゃ、あれじゃ、メイクはちゃんと落ちないよね

というのが、よく理解できるようになりました。

じゃ、なぜ温感クレンジングってメイクの落ちが悪いのでしょうか?

グリセリンが主な成分ということは・・・

温感クレンジングの成分をみてみると、すべて一番最初に「グリセリン」という成分名が書かれているはずです。

グリセリンは水溶性の保湿成分として、多くの化粧品に利用されている安全な成分で、私達の体にも存在するアルコールの一種です。

これに精製水を混ぜれれば簡単に手作り化粧水ができちゃいます。

そのグリセリンの特徴の一つとして、水分と混ざると「発熱する」というものがあります。

そのグリセリンの特徴を活かしたのが、温感クレンジングジェルなんです。

これまでにも、温感のマッサージ用のジェルやクリームはあったと思うのですが、クレンジングにしたことで、より「落ちる感」を演出したのが、温感クレンジングジェルのヒットの理由だと思います。

(今も良く売られていると思いますが、鼻の毛穴を浮かす温感ジェルなんてのは、同じような仕組みだったと思います。私も昔、毛穴パックの前につかっていましたww)

でも、グリセリンって、先程も書きましたが水溶性の保湿成分なんですよね。

こちらがグリセリン100%そのものなんですが、ものすごくベタベタしていて、粘着性があるんですが、決して油分ではないのです。

この後このように手に広げてみまた後、すぐにハンカチで拭き取ったのですが、油のように残ること無く、すぐにキレイになりました。

メイクは油、ポリマーなどに顔料を混ぜたものです。

水では油やポリマーはを落とせませんよね。だからグリセリンのような水溶成分が主成分では、メイクを落とすのにはもの足りないのです。

※ミネラルファンデーションと呼ばれるものは、天然の鉱物で作られていて油分は含まれていませんので、お水でも落ちます。

もちろん温感クレンジングジェルの成分には、若干の油分の加えられていますが、かなり少量だとおもわれます。
代表的な温感クレンジングの原材料は、グリセリン・水溶性分・油脂・乳化作用のある非イオン界面活性剤・エキス類。。。。
となっていました。

エキス類は1%以下の配合ですので、このクレンジングはほぼ水溶性成分と、少しの油脂とその油分を乳化させるための界面活性剤で構成されていると考えられます。

私が感じた「落ちない」はこんな成分だからだったんですね。

温かくなるのは本当か?実験してみよう!

温感クレンジングジェルを以前つかっていたときは、落ちないなりに、その暖かくなるという仕組みはとても気に入っていました。

でも、本当にあれって暖かくなっているんでしょうか?

ということで、私も以前使っていた、一番売れているであろう温感クレンジングジェルのサンプルをたくさんいただいたので、実験してみました。

グリセリンは水分に反応して、その水分と混ざり合う間に発熱するそうですので、身長に手に触れないように、キレイにした容器にサンプルのクレンジングジェルを3個(3回分)投入しました。

室温は28.5度と、夏にエアコンをかけた状態です。

ジェルの温度も同じでした。

で、水をほんの少量投入し、素早く混ぜて温度を計測。

え?30度?たったの1.5度しか温度上がっていないの?

同じ実験を2度行いましたが、結果はほぼ同じがそれ以下の温度差。

疑問


え?これおかしくない?

と思って手に塗ってみると、たしかにかなり熱くなっていると感じるのですよね~。

ああ、これはあくまでも「温感」であって、熱く感じているだけで、実際には温度はそんなに上がっていないのだということなんだと、理解しました。

実際の洗浄力チェック

まだサンプルがあったので、洗浄テストもしてみました。

手に擬似的にメイクを施し、温感クレンジングジェルを乗せました。

くるくる10回ほどなじませたのがこちら。まだまだ全然落ちていません。ファンデーションすら未だ残っている状態です。


同じように私が使っているDUOクレンジングバームであれば、10回もくるくるすれば、ファンデは軽く落ちてくれています。

こちら、メイクをおとそうと50回以上、くるくるとかゴシゴシとかした後です。


やっとお湯で落ちるマスカラ以外は落ちた感じです。

で、洗い流すと、

04驚き


あらららら

まだウォータープルーフのアイラインの跡がうっすら残っていますし、若干アイシャドウの青色も色残りも少しありますねえ。
あんなに時間かけたのに、ちゃんと落ちてないのです。

以前も落ちない落ちないとは思っていましたが、実際に実験してみてここまで落ちなかったとは…

 

しかも、あのベタベタのグリセリンが主成分ですので、ものベタベタして、しかもなんだか感触がすごく硬いのです。
夏は温かいから緩いので良いのですが、冬は寒いからかものすごく硬く、痛いとすら私は感じていました。

マッサージ自体は悪いことではありませんが、汚れた成分を塗り込んだいるようなものですから、肌に良いはずがありません。

これでは、せっかく色々とよい成分をつかっていても、お肌を痛めてしまいかねません。

私個人的には温感クレンジングジェルはあまりオススメできません

コンセプトはとても素晴らしい温感クレンジングジェルですが、クレンジングとしてはあまり優秀とは思えません。

マッサージジェルとしては、暖かくなってとても気持ち良いので、リラックス効果が高まると思いますし、肌表面の温度が上がって毛穴が若干開くかもしれません。

しかし、オイルなどの洗浄成分自体が非常に少ないですし、しかも角栓がポロポロ落ちるような酵素などの成分も入ってはいません。(そもそも酵素は水に入れられないのでムリですよね)

その証拠に?最大手温感クレンジングジェルメーカーさんは、朝に酵素が配合された泥パック洗顔料を売り出しています。温感ジェルでは毛穴の角栓はとれないもんだから、それでなんとかしたいという思惑がちらりと見えますね。

メイクをキチンと落としたいのであれば、メイクをちゃんと落とせて、それでいて肌に優しい油性成分でできたクレンジング剤を選ぶべきだと思います。

温感のマッサージジェルとしてはもう少しテクスチャが柔らかく安定していれば、全然アリだとは思いますが、体用はいろいろありますが、顔用ってあまり無いのですよね。
毛穴パックの前に使うのはありますが、あれはちょっとマッサージとはちがいますもんね。

どこかのメーカーさん出してくれないかしら。